森を再生しようと思ったら、必要なのは僕らの再生だと気づいた。
藤井芳広
この本は、デジタルファシリテーター・田原真人氏の、これからの社会の教科書をつくりたい、という呼びかけに応え、これまで森と関わるなかで見えてきたこれからの社会について書いた本です。
僕自身が森と関わり、森から学び、森からの視点で世界を見た時に、まったく新しい世界が現われてきました。それは、今とは違うもうひとつの世界ではなく、今のこの世界と地続きの世界です。今のこの世界の延長に、まったく新しいいのちと幸せと多様性の世界が広がっています。
この本は、あなたをその新しい世界に誘(いざな)います。(藤井芳広)
<目次>
第1章 2つの世界
1ー1 滅びゆく世界と生まれくる世界/ヒストリー1:石の心を撮る
1ー2 民主主義の未来、多数決と合意形成/ヒストリー2:路上でコーヒーを売る
1ー3 TWO LOOPSの橋を逆向きに渡る/ヒストリー3:韓国を一周歩く
第2章 森が人類を救う
2ー1 森との出会い/ヒストリー4:市議会議員に立候補する
2ー2 資本主義から森本主義へ
2ー3 民主主義から森主主義へ
2ー4 下流意識から上流意識へ
2ー5 森の思想が人類を救う
第3章 1000年後の世界のために
第4章 私たちはどう生きるか
著者:藤井芳広
発売日 : 2025/7/2
発行者:メタ・ブレーン
単行本 : 160ページ
藤井芳広(ふじいもん)
1978年滋賀県生まれ。 2003 年よりナマケモノ倶楽部に参加し、さまざまな環境活動・社会活動を行なう。 2009年に韓国を100日かけて一周歩く「walk9/韓国巡礼」をコーディネートし、国を超えた環境運動・平和運動の必要性と可能性を実感する。
2010年に東京から韓国に近い福岡県糸島市に移住。仲間とともにNPO法人いとなみを結成し、森の再生とアジア交流を核とした循環型コミュニティづくりに取り組んでいる。2014年2月より2期8年糸島市議会議員を務める。2020年に「糸島 food forest」を立ち上げ、日本型の森林農業を実践しながら、食べられる森づくりを進めている。 2022年には一般社団法人コモンフォレストジャパンを立ち上げ、森をコモンズとして未来に残していく運動を始める。
2024年4月、糸島・福岡エリアにて、地域通貨い~とmoを開始し、森と人と経済が三位一体となった社会モデルづくりを始める。
https://www.facebook.com/npo.itonami/?locale=ja_JP