森の火事に一滴ずつ水を運ぶハチドリに対して、森から逃げた動物たちは「そんなことして何になるのだ」と笑います。ハチドリは「私は、私にできることをしているだけ」と答えました……。
2001年、ナマケモノ倶楽部のイベントで招聘した南米エクアドルの先住民から聞いた「ハチドリのひとしずく」の民話。辻信一さん、中村隆市さんを中心にナマケモノ倶楽部で冊子をつくり「私にできることー地球の冷やし方」、100万人のキャンドルナイトの広まりに一役を担いました。
赤い表紙の光文社の本には、坂本龍一さん、中嶋朋子さん、C.W.ニコルさん、セヴァン・スズキさん、関野吉晴さん、ワンガリ・マータイ(ノーベル平和賞)さんほかたくさんの人が「私にできること」を寄せてくれています。
希望をみつけにく時代に生きている今だからこそ、私たちの中のクリキンディを励まし、「わたしにできるひとしずく」を落としていきませんか?