いのちの中にある地球-最終講義:持続可能な未来のために

本書は、著者が長年教鞭をとってきたカナダのブリティッシュ・コロンビア大学で、2009年12月に行われた最終講義「レガシー(遺産)」をまとめたものです。地球環境問題の解決のために、「生物多様性」の研究、啓発に人生の大半を費やしてきた生物学者デヴィッド・スズキ氏の、科学者としての知識、日系カナダ人三世という特異な境遇で得た人生経験、そして先住民族の長老たちから学んだ英知の集大成ともいえる1冊です。

◇1章… 科学の急速な進歩によりスーパー・パワーを手にしてしまった人間が招く、人類を含むすべての生きものの生存の危機とその責任の大きさについて。
◇2章… 無限の経済成長は、絶滅へのカウントダウンであることを説き、現代の“消費社会”が、地球を覆う「生命の網(ウェブ・オブ・ライフ)」に与える影響の大きさを訴える。
◇3章… 父に学んだ自然を崇拝する日本古来の価値観、世界中の先住民族の長老たちから授かった智恵、そして科学者として知りえた技術の限界を交えて、著者の人生哲学を語る。

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74歳のデヴィッド・スズキ氏の「遺産講義」にふさわしい、尊厳のある言葉に満ちた本作は、21世紀版『沈黙の春』として、注目を集めている作品です。なお、2010年秋には同講義をもとにした映画“Force of Nature(自然の力)”がカナダで公開予定です。
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販売価格 1,300円(税込1,430円)

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