ファン・デグォン 野草の手紙〜草たち、虫とわたし。小さないのちの対話から
定価 1,836円(税込)
販売価格 1,700円(税込)
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内容紹介

わずかな野草とそこに生きる虫たちの目線に自らが降りたとき、ファン・デグォンの内面に深くやさしく変容が起きた。誰も目に留めることのない小さないのちの世界は、人間が築き上げてきた文明がいかに自分たちだけに偏ったものなのかを投げかける。覚えのない重罪に問われた身でありながらも、無機質な刑務所内での暮らしを軽やかなユーモアにのせて、小さな生きものたちの在りようから見出した、静かなる気づきの日々を妹にしたためた珠玉の一冊。

出版社からのコメント

無実の罪により投獄されたファン・デグォンが妹にあてて書き送った手紙は、ありふれた草花や生き物たちの織りなす複雑で神秘に満ちた生命への驚きにあふれ、刑務所内の不自由な生活がときにユーモラスに綴られていた。釈放後に手紙を編集して出版された本書は、小さな命との交歓をつうじて自身の心身と社会への見方を大きくつくりかえていった筆者の、平和の思想の原点として読み継がれている。序文を文化人類学者の辻信一が書いている。

著者について

1955年ソウル生まれ。「生命平和(ライフピース)運動」活動家。ソウル大学農学部卒業。留学中の1985年、身に覚えのない容疑で逮捕され、1998年の特赦による釈放まで13年2か月、独房で暮らす。釈放後渡欧、ロンドン大学で農業生態学を学ぶ。2002年、獄中から妹にスケッチを添えて送った手紙が『野草手紙』として韓国で出版され、ベストセラーに。現在は農業と執筆活動のほか、全羅道ヨングァンの山中にてエコロジーと平和の運動を主宰。著書に『百尺竿頭に立ち』、『世界のどこにでも我が家はある』(共著)、『花より美しい人びと』、『ありがとう、雑草よ』等(いずれも未邦訳)がある。
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